Workbench 4 で ODBC データに接続する
はじめに
Workbench 4 では、ODBC DataSet ジョブを作成することができます。 データソースタイプに ODBC を選択したら、接続の詳細を指定し、そしてクエリを設定することができます。
トレーニングビデオ - ODBC 接続を作成する
Workbench 4 で ODBC 接続を設定する方法を学びましょう。
トレーニングビデオ - システム DSN を作成する
Workbench 4 で ODBC 接続のためのシステム DSN を作成する方法を学びましょう。
注記:この製品トレーニングビデオは、Domo のお客様とクライアント様のみを対象としています。
ODBC データに接続する
Workbench 4 で ODBC DataSet ジョブを作成するには、
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Workbenchウィンドウ上部、ボタンツールバーの DataSet ジョブグループで新規に追加をクリックします。
Workbench DataSet ジョブ作成ウィザードが開きます。 -
(条件付) 要求されたら、Domo サーバーを選択します。 (この画面は、Workbench に 1 つ以上のサーバーがあった場合のみ表示されます。)
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DataSet ジョブ名フィールドに、DataSet ジョブの名前を入力します。 これは、Workbench で表示されるジョブ名です。Domo にアップロードされた DataSet 名ではありません。
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DataSet 名フィールドに、DataSet 名を入力します。 これは、Domo にアップロードされた DataSet 名です。
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更新方法メニューで、更新する方法を選択します:
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更新時に、DataSet を完全に入れ替えたい場合は、DataSet を置換を選択します。
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更新データを既存のデータに追加したい場合は、DataSet に追加を選択します。
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トランスポート方法メニューで、ODBC 接続プロバイダーを選択します。
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次へをクリックします。
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DataSet タイプフィールドに、ドロップダウンから DataSet のタイプを選択するか、あるいはカスタマイズされた名前を入力します。
ここで選択または入力する DataSet のタイプは、ジョブ実行後の Domo の Connector タイプに反映されます。ヒント:DataSet タイプを選択する際は、データを提示するのに使っているデータリーダーではなく、何を表しているのかユーザーがわかるようなものにすることを推奨します。 例えば、ツイッターのデータを含むODBC データベースに接続するとします。 この場合は、 ODBC ではなく「Twitter」を選択するのがベストです。Domo で表すのは、Twitter から来ているデータだからです。 -
(オプション)DataSet の説明フィールドに説明を入力します。
注記:これらの設定は、ウィザードで全てのステップを完了した後でも、トランスポート方法以外は、DataSet ジョブのソースパネルで変更することができます。 -
次へをクリックします。
アカウントペインの現在認証されているサーバーのジョブリストに、ODBC DataSet ジョブが新規に追加されます。 -
今ジョブリストに追加されたばかりのODBC DataSet ジョブで、ソースを選択します。
ODBC 接続を設定し、クエリを定義するためのパネルが開きます。 -
接続タイプフィールドで、接続オプションを選択します。
以下の表に、利用可能なオプションを説明しています:オプション
説明
システムのDSN
システムで利用可能な DSN から、目的の DataSet に使用する DSN を指定します。 認証を必要とするかを指定することができます。
注記:
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ODBC DataSet からデータをアップロードする時、既存のデータソース名(DSN)を指定する必要があります。 DSNは、Windows ODBC データソースアドミニストレーターを使用して作成することができます。 (Windows ODBC データソースアドミニストレーターにアクセスするには、スタートメニューの検索で「ODBC」と入力し、「データソース (ODBC)」を選択します。)DSN 作成に関する詳細は、Windows ODBC ヘルプ(Windows ヘルプとサポートで「ODBC」を検索)を参照するか、Workbench 4 にある以下のトレーニングビデオを参照してください。 MySQL ドライバの設定に関する詳細は、MySQL ドライバのパフォーマンスを向上させるにはを参照してください。
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DataSet 名(DSN)の定義方法、および Open Database Connectivity (ODBC) を使用したデータへのアクセスに関する情報は、ODBC の資料を参照してください。
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デフォルトでは、ODBC 接続はDSN で定義された設定を使用します。 つまり、データベースにとって潜在的に有害なクエリでも、ジョブをプレビューまたは実行すると ODBC 接続経由で送信されてしまうことを意味します。 これには、alterやdelete、create table、insert intoなどのステートメントも含まれます。 Workbenchがこういったコマンドを実行するのを防ぎたい場合は、DSNにこの変更を行う必要があります。
接続ビルダー
ログイン認証やドライバー、サーバーURL、データベース名、ポート、タイムアウト値、そして接続パラメーターなど、ODBC接続の詳細を入力します。
接続文字列
接続のための文字列をひとつ入力します。
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(条件付き)以下のいずれかを行います:
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接続タイプにシステム DSN を選択した場合は...
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システム DSN メニューで、利用可能な DSN から目的のシステムDSNを選択します。
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(条件付き)この DSN 接続が接続に認証を必要とする場合は、認証が必要をオンにし、ユーザー名とパスワードを該当フィールドに入力します。 それ以外の場合は、認証が必要はオフにします。
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接続タイプに接続ビルダーを選択した場合は...
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フィールドに適切な情報を入力します。
接続によっては、パラメーターは必要または不要になります。
以下の表を参考にしてください:フィールド
説明
ドライバ
データベースにアクセスするのに使うドライバ名を指定します。
サーバー
データベースのサーバー名またはURLを指定します。
データベース
アクセスするデータベースの名前を指定します。
ポート
データベースのポート番号を入力します。 デフォルトのポートは、MySQLのポートです。
タイムアウト
DataSetから更新が行うまで接続を継続するタイムアウト値を、秒数で指定します。
ユーザー名
データベースの接続に使用するユーザー名を指定します。
パスワード
データベースの接続に使用するパスワードを指定します。
接続パラメータ
DataSet接続のためのパラメータを指定します。
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接続タイプに接続文字列を選択した場合は...
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データソースに接続するのに使用する接続文字列を入力します。
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変更を適用をクリックします。
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データソースのプロパティペインで、取得したいデータのクエリを入力します。 例:
SELECT
order_audit_id,
user_name,
customer_name,
order_source,
order_total,
created
FROM order_audit -
(オプション)置換変数タブで、DataSet の列の置き換え変数を定義します。 それぞれの置換変数に対して...
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列ドロップダウンから該当する列を選択します。
注記:トランスポート方法ペインで有効な ODBC 接続を作成するまで、列のドロップダウンに内容は追加されません。 -
選択した列の置換変数を、値ドロップダウンで定義します。
変数タイプ
説明
lastvalue
lastvalue変数は、関連付けられたジョブの最新のアップロードとともに送信されたデータ行の最終列について、関連するフィールドの変化を追跡します。 構文は
!{lastvalue:_name_}!
lastvalue変数の値は、アップロード終了後に Workbench によって更新されます。 lastvalue変数はジョブの(.xml)ファイルに保存されます。 この変数を使って、実行のたびに「新しい」行のみを取得するクエリを作成することができます。 例えば、新しい行が増えるに従って増えていく行の「ID」を持つ列がデータに存在する場合、
!{lastvalue:id}!
以下と同じようになります:
select id, name, type, sales from tablename where id > !{lastvalue:id}! order by id
この例では、列 「id」 はSELECT、WHERE と ORDER BY 節に必ずないと、変数を使用して更新することができません。
このジョブをアップロードする時は、Workbench は
!{lastvalue:id}!
変数を現在の「id」値と置き換えます。 アップロード終了後、Workbench は最後にアップロードされた「id」の値をジョブ(.xml)ファイルに保存します。
注記:SELECT、WHERE および ORDER BY 節の中で lastvalue 変数を使って参照した列は必ず含めないと、データのアップロード後に変数を使用して更新することはできません。previewonly
Workbenchのプレビューを読み込む際、特定の操作が必要であることを示します。 例えば、プレビューでは、データソースに存在する1,000,000件のデータではなく100行のみ返すように要求することができます。 構文は
!{previewonly:Statement}!
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これで Domo にODBC DataSet が作成され、DataSet ジョブを実行する準備ができました。 しかし、Domo に送信する前に DataSet ジョブでできる操作はたくさんあります。 これには以下のものが含まれます: