Workbench 4 で OLAP キューブに接続する
Workbench 4 では、OLAP DataSetジョブを作成することができます。 データソースタイプにOLAPを選択したら、接続の詳細を指定し、そしてクエリを設定します。
Workbench 4 で OLAP DataSetジョブを作成するには、
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Workbenchウィンドウ上部、ボタンツールバーの DataSet ジョブグループで新規に追加をクリックします。
Workbench DataSet ジョブ作成ウィザードが開きます。 -
(条件付) 要求されたら、Domo サーバーを選択します。 (この画面は、Workbench に 1 つ以上のサーバーがあった場合のみ表示されます。)
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DataSet ジョブ名フィールドに、DataSet ジョブの名前を入力します。 これは、Workbench で表示されるジョブ名です。Domo にアップロードされた DataSet 名ではありません。
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DataSet 名フィールドに、DataSet 名を入力します。 これは、Domo にアップロードされた DataSet 名です。
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更新方法メニューで、更新する方法を選択します:
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更新時に、DataSet を完全に入れ替えたい場合は、DataSet を置換を選択します。
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更新データを既存のデータに追加したい場合は、DataSet に追加を選択します。
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トランスポート方法メニューで、OLEDB 接続プロバイダーを選択します。
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次へをクリックします。
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DataSet タイプフィールドに、ドロップダウンから DataSet のタイプを選択するか、あるいはカスタマイズされた名前を入力します。
ここで選択または入力する DataSet のタイプは、ジョブ実行後の Domo の Connector タイプに反映されます。ヒント:DataSet タイプを選択する際は、データを提示するのに使っているデータリーダーではなく、何を表しているのかユーザーがわかるようなものにすることを推奨します。 例えば、ツイッターのデータを含んでいるOLAP キューブファイルに接続するとします。 この場合は、OLEDB ではなく「ツイッター」を選択するのがベストです。Domo で表すのは、ツイッターから来ているデータだからです。 -
(オプション)DataSet の説明フィールドに説明を入力します。
注記:これらの設定は、ウィザードで全てのステップを完了した後でも、トランスポート方法以外は、DataSet ジョブのソースパネルで変更することができます。 -
次へをクリックします。
アカウントペインの現在認証されているサーバーのジョブリストに、OLAP DataSet ジョブが新規に追加されます。 -
今ジョブリストに追加されたばかりの OLAP DataSet ジョブで、ソースを選択します。
OLAP 接続を設定し、クエリを定義するためのパネルが開きます。 -
OLAP 接続フィールドで、以下のいずれかを行います:
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プロバイダー(MSOLAPまたはEssbase)とデータソース、Initial Catalogそしてユーザー ID とパスワードが入ったOLAP接続文字列を入力します。
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接続ビルダーのフィールドに記入して、接続文字列を作成します。 接続ビルダーを開くには、OLAP 接続フィールドの矢印をクリックします。
以下の表は、接続ビルダーの全パラメーターについて説明しています:オプション
説明
データソース
データベースが格納されているサーバーを指定します。
プロバイダー
MSOLAP または Essbase のどちらかのプロバイダーを選択します。
カタログ
OLAP接続の初期カタログを指定します。
ユーザー名
このOLAP接続のユーザー名を指定します。
パスワード
OLAP接続のパスワードを指定します。
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変更を適用をクリックします。
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データソースのプロパティペインで、取得したいデータのクエリを入力します。 例:
with member [Measures].[PCT Discount] AS '[Measures].[Discount Amount]/[Measures].[Sales Amount]', FORMAT_STRING = 'Percent'
set Top10SellingProducts as 'topcount([Product].[Model Name].children, 10, [Measures].[Sales Amount])'
set Preferred10Products as '
{[Product].[Model Name].&[Mountain-200],
[Product].[Model Name].&[Road-250],
[Product].[Model Name].&[Mountain-100],
[Product].[Model Name].&[Road-650],
[Product].[Model Name].&[Touring-1000],
[Product].[Model Name].&[Road-550-W],
[Product].[Model Name].&[Road-350-W],
[Product].[Model Name].&[HL Mountain Frame],
[Product].[Model Name].&[Road-150],
[Product].[Model Name].&[Touring-3000]
}'
select {[Measures].[Sales Amount], [Measures].[Discount Amount], [Measures].[PCT Discount]} on 0,
Preferred10Products on 1
from [Analysis Services Tutorial] -
(オプション)置換変数タブで、DataSet の列の置き換え変数を定義します。 それぞれの置換変数に対して...
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列ドロップダウンから該当する列を選択します。
注記:トランスポート方法ペインで有効な OLAP 接続を作成するまで、列のドロップダウンに内容は追加されません。 -
選択した列の置換変数を、値ドロップダウンで定義します。
変数タイプ
説明
lastvalue
lastvalue変数は、関連付けられたジョブの最新のアップロードとともに送信されたデータ行の最終列について、関連するフィールドの変化を追跡します。 構文は
!{lastvalue:_name_}!
lastvalue変数の値は、アップロード終了後に Workbench によって更新されます。 lastvalue変数はジョブの(.xml)ファイルに保存されます。 この変数を使って、実行のたびに「新しい」行のみを取得するクエリを作成することができます。 例えば、新しい行が増えるに従って増えていく行の「ID」を持つ列がデータに存在する場合、
!{lastvalue:id}!
以下と同じようになります:
select id, name, type, sales from tablename where id > !{lastvalue:id}! order by id
この例では、列 「id」 はSELECT、WHERE と ORDER BY 節に必ずないと、変数を使用して更新することができません。
このジョブをアップロードする時は、Workbench は
!{lastvalue:id}!
変数を現在の「id」値と置き換えます。 アップロード終了後、Workbench は最後にアップロードされた「id」の値をジョブ(.xml)ファイルに保存します。
注記:SELECT、WHERE および ORDER BY 節の中で lastvalue 変数を使って参照した列は必ず含めないと、データのアップロード後に変数を使用して更新することはできません。previewonly
Workbenchのプレビューを読み込む際、特定の操作が必要であることを示します。 例えば、プレビューでは、データソースに存在する1,000,000件のデータではなく100行のみ返すように要求することができます。 構文は
!{previewonly:Statement}!
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これで Domo にOLAP DataSet が作成され、DataSet ジョブを実行する準備ができました。 しかし、Domo に送信する前に DataSet ジョブでできる操作はたくさんあります。 これには以下のものが含まれます: