メールによるDataSetコネクター
はじめに
メールによるDataSetコネクターを使用すると、メールメッセージの添付ファイルとして送信された.xlsファイル、.xlsxファイル、.csvファイルを取得して処理し、そのデータをすばやく簡単にDomoに取り込めるようになります。さらにメールによるDataSetコネクターには、GzipファイルやZipファイルを解析して.csvファイルや.xlsxファイルの形式で返す機能があります。このコネクターを設定すると、DomoのDataSetに使用する固有のメールアドレスが生成されます。メールアドレスを作成すると、そのメールアドレス宛てに添付ファイルとしてスプレッドシートを送信できるようになります。その後、コネクターがメールを処理し、その内容に沿ってデータを更新します。
現在、このコネクターで取り込むことができる添付ファイルデータは1件だけです。メールメッセージに複数の添付ファイルが含まれている場合は、添付ファイルリストの先頭のファイルからデータが取り込まれます。
このコネクターの設定を行うたびに、一連の固定特質を持つ添付ファイルの設定を行う必要があります。例えば 、特定のパラメーターを含むCSVファイルの設定を作成すると、コネクターのインターフェースに戻ってファイルタイプをXLSに切り換えない限り、作成したメールアドレスにXLSのスプレッドシートを送信できません。添付ファイルのタイプを変更する場合は、専用のメールアドレスで新しい接続を作成することを強くお勧めします。
Data CenterでメールによるDataSet接続を設定します。このトピックでは、メールによるDataSetコネクターのユーザーインターフェースに固有のフィールドとメニューについて説明します。DataSetの追加とDataSet情報の編集に関する一般的な情報については、「データコネクターを使ってDataSetを追加する」を参照してください。
ビデオ - メールによるDataSetコネクター
必要条件
なし。認証情報は不要です。
メールによるDataSet接続を設定する
このセクションでは[メールによるDataSetコネクター]ページの[詳細]ペインのオプションについて説明します。 このページのもう1つのペインである[DataSetの名前と説明]におけるコンポーネントは、ほとんどのタイプのコネクターで共通しています。詳細については「データコネクターを使ってDataSetを追加する」の説明を参照してください。
[詳細]ペイン
このペインには、メールによるDataSet接続の設定に関する様々なオプションが表示されます。
メニュー |
説明 |
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メール |
添付ファイルの送付先となるメールアドレスを自動的に作成します。[メールをコピー]をクリックして、このメールアドレスをクリップボードにコピーします。 |
ファイルの場所 |
ファイルを取得する場所のオプションを以下から選択します。
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ファイルタイプ |
添付ファイルのファイルタイプを以下から選択します。
注記:
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送信元メールアドレス |
添付ファイルの送信元メールアドレスを入力します。ほかのメールアドレスから送信されたメールは拒否されます。すべてのメールアドレスからのメールを許可する場合は「NONE」と入力します。 注記:設定内のメールアドレスが、ファイルの送信先メールアドレスと一致していることを確認してください。
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メール件名の表現 |
送信メールの件名を検証するための正規表現を入力します。件名がこの表現と完全に一致しないメールは拒否されます。すべてのメールの件名を許可する場合は「NONE」と入力します。 Subject = 1900 Audit Report for Domo |
メール本文の表現 |
送信メールの本文を検証するための正規表現を入力します。本文がこの表現と完全に一致しないメールは拒否されます。すべての本文を許可する場合は「NONE」と入力します。 次は完全一致の例です。 Body = Here is the Audit Report file to upload to Domo. |
添付ファイル名の表現 |
添付ファイル名を検証するための正規表現を入力します。この表現と完全に一致しない添付ファイルは拒否されます。すべてのファイル名を許可する場合は「NONE」と入力します。 次は完全一致の例です。 Attachment = 1.audit_report_1.1.1900.1.00AM.xlsx |
高度なオプションを表示 |
このチェックボックスをオンにすると、高度な設定オプションが表示されます。 |
ヘッダー行(オプション) |
ヘッダー行番号を入力します。番号を入力しなかった場合、最初の行がヘッダー行とみなされます。 |
フッター行をスキップ(オプション) |
インポートから除外する行がファイルの終わりに1行以上ある場合は、スキップする行数を入力します。 |
開始データ行(オプション) |
開始行番号を入力します。番号を入力しなかった場合、ヘッダー行に続く最初の行が開始行とみなされます。 |
区切り文字 | CSVファイルを解析するときに使用する区切り文字を選択します。[区切り文字を検出]を選択すると、適切な区切り文字が自動的に検出されます。 |
エスケープ文字 | エスケープ文字を使用するかどうかを選択します。 |
引用文字 | 二重引用符や単一引用符を引用文字として使用するか、引用文字は使用しないかを選択します。 |
エンコーディングを検出 | Domoでエンコーディングのタイプを検出する場合は、このチェックボックスをオンにします。エンコーディングのタイプを手動で選択する場合は、オフのままにしておきます。 |
エンコーディング | ファイル解析に使用するエンコーディングのタイプを選択します。 |
Excelシート名 |
作成するDataSetのベースとなるExcelファイルのシート名を入力します。 |
Excelシートのタブ番号 |
作成するDataSetのベースとなるExcelシートのタブ番号を入力します。 |
未加工ヘッダー |
[はい]を選択すると、コネクターは送信したファイルのヘッダーを使用します。[いいえ]を選択すると、コネクターはヘッダーテキストに含まれる特殊文字を変更します。 |
日付形式 |
添付ファイルで使用する日付形式を選択します。日付をテキストで表す場合は、[日付を文字列として表示]を選択します。 |
その他のペイン
スケジュール設定、再試行、オプションの更新など、このページ以外のセクションに記載されているコネクターインターフェースについては、「 データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。