DataFlowを実行する
はじめに
DataFlowを「実行」するとは、そのDataFlowのスクリプトを実行するということです。初めてDataFlowを実行すると、入力DataSet内のデータ、適用したSQL変換、およびそれらを結合する方法の指示に基づいて、SQLを使用して1つ以上の新しいデータセットが生成されます。それ以降の実行では、入力DataSet自体に行われた新しい変更や、DataFlowのSQLに対して行った変更に基づき、DataSetが更新されます。
- DataFlowは、そのコンポーネントDataSetへのアクセス権がないと実行できません。
- DataSetの実行に失敗した場合、通知なく自動的に1回再試行されます。最初の実行に失敗した後もDataFlowの失敗が続く場合は、通知が送られます。
- 以前のDataFlowバージョンでは、前回実行されたDataFlowがまだインデックスの作成中である場合は、DataFlowは実行できませんでした。新しいバージョンでは、そういったことはなくなっています。複数のDataFlowを同時に実行できるようになりました。
重要:DataFlowの入力DataSet は、PDPのポリシーで制限することはできません。利用可能なすべての行はDataFlowを経由する必要があります。このため、PDPポリシーは、DataFlowが生成する出力DataSetに適用する必要があります。
PDPポリシーが有効の状態で、入力DataSetを使ってDataFlowを作成するときには、以下の条件が少なくとも1つ満たされていないと、DataFlowに不具合が発生します。
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あなたは「管理者」セキュリティプロフィールを保有している。
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あなたはDataSetの所有者である。
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あなたは、「すべての行」ポリシーの一部を構成している。これは、DataSetのすべての行にアクセスできるものです。
DataFlowでPDPを使用する方法に関しては、「PDPとDataFusion / DataFlow」を参照してください。
一度に1つずつまたは複数のDataFlowを一括して実行できます。
1つのDataFlowを実行する
以下のいずれの場所からも1つのDataFlowを実行できます。
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Data Centerの [DataFlow] タブから。これはDataFlowを実行するのに一番早い方法です。しかし、事前に [DataFlowを作成] ビューでDataFlow を作成しておく必要があります。
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DataFlowの [詳細] ビューから。前述のオプションのように、これを実行するためには、事前にDataFlowを作成しておく必要があります。
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[DataFlowを作成/編集] ビューから。このビューでは、[保存] または [保存して実行] を選択することができます。[保存] オプションはDataFlowの変更のみ保存します。DataFlowを作成したばかりの場合は、[Data Center] ページの [DataFlows] リストにカードが追加されます。[保存して実行] オプションは [保存] と同じ機能に加えて、DataFlowのスクリプトも実行します。
[Data Center] ページからDataFlowを実行するには
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Domoで
、[Data Center] の順にクリックします。
デフォルトで [DataSet] タブの開いたData Centerが開きます。 -
左側のナビゲーションペインで
をクリックします。
[DataFlow] タブが表示されます。 -
実行するDataFlowを選択します。
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フィルターオプションを使ってリストに表示されるDataFlowを絞り込むことができます。
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目的のDataFlowにマウスポインタを合わせ、
をクリックし、[実行] を選択します。
これでDataFlowのスクリプトが実行されます。初めてこのDataFlowを実行した場合は、DataFlowに基づいたDataSetが生成され [DataSet] タブに追加されます。DataSetがすでに生成済みの場合は、入力DataSetおよびDataFlow SQLに対して行われた変更に従って更新されます。
DataFlowを [詳細] ビューから実行するには、
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Domoで
、[Data Center] の順にクリックします。
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左側のナビゲーションペインで [DataFlow] をクリックします。
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実行するDataFlowを選択します。
フィルターオプションを使ってリストに表示されるDataFlowを絞り込むことができます。 -
目的のDataFlowにマウスポインタを合わせ、
をクリックし、[詳細] を選択します。
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をクリックし、[実行] を選択します。
[DataFlowを作成/編集] ビューからDataFlowを実行するには、
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Domoで
、[Data Center] の順にクリックします。
デフォルトで [DataSet] タブの開いたData Centerが開きます。 -
(条件付き)以下のいずれかを行ってください。
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DataFlowをまだ作成していない場合...
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[新規]、[ETL] の順にクリックするか、[新規]、[SQL]の順にクリックします。
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「Magic ETL DataFlowを作成する」か「SQL DataFlowを作成する」で示された手順に従います。
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DataFlow を作成したら、[保存して実行] をクリックします。
これでDataFlowのスクリプトが実行されます。DataFlowに基づいたDataSetが生成されて、[DataSet] タブに追加され、DataFlowのエントリーが [DataFlow] タブに表示されます。
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DataFlowがすでに存在する場合...
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左側のナビゲーションペインで
をクリックし、[DataFlow] タブを開きます。
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実行するDataFlowを選択します。
Data CenterでDataFlowを検索したりフィルター処理したりする詳細については、「Data Centerのレイアウト」を参照してください。 -
[DataFlow] 行にマウスポインタを置き、
アイコンをクリックします。
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[編集] を選択します。
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必要な変更を行い(詳細は、「Magic ETL DataFlowを作成する」か「SQL DataFlowを作成する」を参照してください)、[保存して実行] をクリックします。
これでDataFlowのスクリプトが実行されます。DataFlowに基づいたすべてのDataSetは、入力DataSetおよびDataFlow SQLの変更に従ってアップデートされます。
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Data Centerのコンポーネントと [DataFlow] タブに関する詳細は、「Data Centerのレイアウト」を参照してください。
複数のDataFlowを実行する
Data Centerで選択して [今すぐ実行する] オプションを選択すると、一度に複数のDataFlowを実行できます。
一度に複数のDataSetを実行するには
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メニューで [Data Center] を選択してData Centerを開きます。
デフォルトで [DataSet] タブの開いたData Centerが開きます。 -
左側のナビゲーションペインで
をクリックします。
[DataFlow] タブが表示されます。 -
実行するDataFlowの1つを選択します。
Data CenterでDataFlowを検索したりフィルター処理したりする詳細については、「Data Centerのレイアウト」を参照してください。 -
該当するDataFlowの行にマウスポインタを置き、コネクターアイコン上にポップアップ表示される、丸で囲まれたチェックマークをクリックします。
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画面上部に表示される青いバーで
アイコンをクリックします。
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[今すぐ実行する] を選択します。
選択したすべてのDataFlowが、今すぐ実行されます。
DataFlowをキャンセルする
実行中のDataFlowを途中でキャンセルする場合は、メニューで [キャンセル] オプションを選択します。データの完全性を保護するために、「インデックス作成中」段階に達するとDataFlowはキャンセルできなくなります。完了するまで実行を続行する必要があります。
トレーニングビデオ - DataFlowを作成する
注記:この製品トレーニングビデオは、Domoのお客様とクライアント様のみを対象としています。
トラブルシューティング
トラブルシューティングについては、「DataFlowとDataFusionのトラブルシューティングとよくある質問」を参照してください。