100%積上げ棒グラフ
はじめに
100%積上げ縦棒グラフは、カテゴリがバーとして、また系列がこれらの棒のコンポーネントとして示されるという意味で、積上げ棒グラフに似ています。ただ、100%積上げ縦棒グラフでは、各系列のバーはそれが属するカテゴリー全体での割合を示しています。たとえば、カテゴリーが3つの系列から構成されており、値がそれぞれ100、200、300である場合、最初の系列はカテゴリーの16.6%となります(100は3つの系列の合計600の16.6%のため)。2つ目の系列は33%、そして3つ目は50%になります。このように、100%積上げ縦棒グラフは、円グラフにも似ています。各バーが円のくさびに対応します。
基本的な棒グラフと同様に、100%積上げ縦棒グラフは縦横どちらの方向でも利用できます。100%積上げ縦棒グラフでは、カテゴリーの系列は上下に重なって表示されます。100%積上げ横棒グラフでは、系列は横並びで表示されます。
デフォルトではY軸の値にはパーセント記号が付いて表示されます。これは [チャートの設定] で変更できます。詳細については、「チャートの値をフォーマットする」を参照してください。
100%積上げ縦棒グラフを作成する
100%積上げ棒グラフは、DataSetから3つのデータの列または行を必要とします。1つはカテゴリー、1つは各カテゴリーの系列、1つは値です。値、カテゴリー、系列データの詳細については「チャートデータについて」を参照してください。
Analyzerで100%積上げ棒チャートのデータを含む列を選択します。データ列の選択の詳細については「DataSetの列をチャートに適用する」を参照してください。
Analyzerでチャートの形式を設定する方法の詳細については「 KPIカード作成パート2:Analyzer」を参照してください。
以下の図は、典型的な列ベースのスプレッドシートのデータがどのように100%積上げ縦棒グラフに変換されるかを示しています。
次の図は、典型的な列ベースのスプレッドシートのデータがどのように100%積上げ横棒グラフに変換されるかを示しています。
100%積上げ縦棒グラフのカスタマイズ
[チャートの設定] を編集することで、100%積上げ縦棒グラフの外観をカスタマイズすることができます。チャート設定のすべての詳細については「チャートの設定」を参照してください。100% 積上げ棒グラフ固有のプロパティには以下があります。サムネイル画像をクリックすると、拡大画像が表示されます。
プロパティ |
説明 |
例 |
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一般 > 各カテゴリーをソート |
複数の系列を持つバーとロリポップチャートのほとんどの種類で、各カテゴリーのアイテムをソートできます。昇順または降順で列をソートできます。[デフォルト] を選択すると、デフォルトのソートが適用されます。このオプションは、[値の目盛り] > [対数目盛り] ボックスがオンの場合は機能しません。 右の例では、すべてのカテゴリー内のバーが降順でソートされています。 |
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一般 > 合計でソート |
さまざまな種類の棒チャートやロリポップチャートで、カテゴリーを合計値別に昇順または降順にソートできます。[デフォルト] を選択すると、デフォルトのソートが適用されます。このオプションは、チャートに自動時間目盛りが適用されている場合は機能しません。(自動時間目盛りをオフにするには、[カテゴリーの目盛り] > [時間の目盛りを使用しない] チェックボックスをオンにします。) 右の例では、カテゴリーが合計別に昇順にソートされています。 |
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バーの設定 > 積上げチャート以外のチャートのインタラクティブ機能 |
デフォルトの積上げ棒チャートのインタラクティブ機能をオフにします。 積上げチャートまたは100%積上げ縦棒チャートでいずれかの系列の上にマウスポインタを合わせると、最初のスクリーンショットの右側にあるように、対応するすべての系列がハイライトされ、グラフの横方向に連続表示されます。ただし、チャートのいずれかの積上げから系列データが不足している場合、2番目のスクリーンショットのように、ハイライト表示はされず、積上げには「0」と表示されます。3番目のスクリーンショットに示すように、[積上げグラフ以外のグラフのインタラクティブ機能] にチェックを入れると、マウスポインタを合わせてもコネクト線、ハイライト表示、「0」は表示されなくなります。 DataSet列に関する詳細は、「DataSet列をチャートに適用する」を参照してください。 |