利用可能な面グラフ
面グラフとは、一番上の線とカテゴリー軸の間の領域が塗りつぶされた複数折れ線グラフです。 Domo では 3 種類の面グラフがあります:
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標準面グラフ(Domo では単に「面」グラフと呼びます)では、全ての系列は同じ軸を起点としており、上に重ねて表示されます。 凡例またはグラフ内でその系列にマウスポインタを合わせると、その系列を個別に識別することができます。 このタイプの面グラフは、各系列が同じベースラインを起点とするため、個々の系列の値を手早く見定めるのに便利です。 こういったグラフを作成する方法を、面グラフで学びます。
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積み上げ面グラフでは、系列は上に積み重ねられます。 個々の系列は同じベースラインを起点としないため、このタイプの面グラフは個々の系列の値を見定めるより、トレンドを比較するのに適しています。 このグラフを作成する方法を、積上げ面グラフで学びます。
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ストリームグラフでは系列が中央揃えで、ストリームファネルグラフと類似していますが、縦向きではなく横向きになっています。 ストリームグラフの系列は同じベースラインを起点としないため、重なって表示されることはありません。 そのため、ストリームグラフは、標準面グラフや積上げ面グラフよりステージ間の変化を示すのに適しています。
標準および積上げタイプの面グラフは、さらに縦と横、直線と曲線そして階段などのサプタイプに分類することができます。
次の表は、Domo で利用可能な面グラフのタイプを示しています。 サムネイル画像をクリックすると、拡大画像が表示されます。
標準(オーバーレイ)面グラフ
標準面グラフでは、全ての系列は同じ軸を起点としており、そして上に重ねて表示されます。 このグラフはデフォルトの状態ではあまり有益ではありません。系列の一部データが隠れてしまう場合が多いためです。 ただし、グラフまたは凡例の系列アイテム上にマウスポインタを合わせると、その系列のみを見ることができます。
標準面グラフの作成についての詳細は面オーバーレイグラフを参照してください。
グラフタイプ |
説明 |
例 |
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縦面グラフ |
縦面グラフでは、カテゴリーは X 軸に、そして値は Y 軸に表示され、線は曲線ではなく直線になっています。 他の標準面グラフ同様、全ての系列は同じ軸を起点としているため、系列の重なりあいが発生します。 ただし、凡例またはグラフ内で系列のアイテムにマウスポインタを合わせると、系列を個別に表示させることができます。 右の最初の例は、デフォルトの状態の縦面グラフです。 系列が 7 つありますが、重なっているため 3 つしか見えません。 2 番目の例では、マウスポインタを LinkedIn の系列の上に合わせたので、グラフには LinkedIn の系列のみが表示されています。 |
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横面グラフ |
横面グラフは縦面グラフと同じですが、カテゴリーは Y 軸に、そして数値は X 軸に表示されます。 右の最初の例は、デフォルトの状態の横面グラフを示しています。 系列が 7 つありますが、重なっているため 3 つしか見えません。 2 番目の例では、マウスポインタを LinkedIn の系列の上に合わせたので、グラフには LinkedIn の系列のみが表示されています。 |
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縦曲線面グラフ |
縦曲線面グラフでは、カテゴリーは X 軸に、そして値は Y 軸に表示され、線は曲線になっています。 他の標準面グラフ同様、全ての系列は同じ軸を起点としているため、系列の重なりあいが発生します。 ただし、凡例またはグラフ内で系列のアイテムにマウスポインタを合わせると、系列を個別に表示させることができます。 右の最初の例は、デフォルトの状態の縦曲線面グラフを示しています。 系列が 7 つありますが、重なっているため 3 つしか見えません。 2 番目の例では、マウスポインタを LinkedIn の系列の上に合わせたので、グラフには LinkedIn の系列のみが表示されています。 |
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横曲線面グラフ |
横曲線面グラフは縦曲線面グラフと同じですが、カテゴリーは Y 軸に、そして数値は X 軸に表示されます。 右の最初の例は、デフォルトの状態の横曲線面グラフを示しています。 系列が 7 つありますが、重なっているため 3 つしか見えません。 2 番目の例では、マウスポインタを LinkedIn の系列の上に合わせたので、グラフには LinkedIn の系列のみが表示されています。 |
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縦階段面グラフ |
縦階段面グラフでは、カテゴリーは X 軸に、値はY 軸に表示され、グラフ内の線は「階段」で表示されます。 他の標準面グラフ同様、全ての系列は同じ軸を起点としているため、系列の重なりあいが発生します。 ただし、凡例またはグラフ内で系列のアイテムにマウスポインタを合わせると、系列を個別に表示させることができます。 右の最初の例は、デフォルトの状態の縦階段面グラフを示しています。 系列が 7 つありますが、重なっているため 3 つしか見えません。 2 番目の例では、マウスポインタを LinkedIn の系列の上に合わせたので、グラフには LinkedIn の系列のみが表示されています。 |
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横階段面グラフ |
横階段面グラフは縦階段面グラフと同じですが、カテゴリーは Y 軸に、そして数値は X 軸に表示されます。 右の最初の例は、デフォルトの状態の横階段面グラフを示しています。 系列が 7 つありますが、重なっているため 3 つしか見えません。 2 番目の例では、マウスポインタを LinkedIn の系列の上に合わせたので、グラフには LinkedIn の系列のみが表示されています。 |
積上げ面グラフ
積上げ面グラフは、各線の下にあるスペースが別の色で埋められる、複数の折れ線グラフです。積上げ縦棒グラフのように、積み重ねられた色付きの「セグメント」を生成します。 各セグメントの総面積は、そのカテゴリのデータアイテム全ての累積値を反映します。 これらのグラフはグループの傾向を示し、傾向をデータの系列間で比較する場合に便利です。
積上げ面グラフの作成についての詳細は、積上げ面グラフを参照してください。
ストリームグラフ
Domo の他の面グラフとは異なり、ストリームグラフは 1 種類しかありません。 このグラフのタイプは、ストリームファネルグラフ(Domo では円グラフとして分類されます)に最もよく似ていますが、縦ではなく横になっています。
グラフタイプ | 説明 | 例 |
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ストリームグラフ |
ストリームグラフは、横面グラフとファネルグラフの中間のようなものです。 ストリームグラフでは、系列は中央揃えになっています。 同じベースラインを起点としないため、重なって表示されることはありません。 そのため、ストリームグラフは、標準的な面グラフや積上げ面グラフよりステージ間の変化を示すのに適しています。 | ![]() |