Workbench 5データの暗号化、復号、ハッシングを行う
はじめに
Workbench 5では、DataSet内のデータ列を暗号化することができます。DataSetがDomoに引き込まれた後は、[DataSetデータアクセス管理] 設定で特別なアクセス権を与えられているユーザーによって、Sumoテーブル内でのみ複合化することができます。Sumoに関する詳細は、「Sumoカードについて」を参照してください。
Workbenchの暗号化機能に関するホワイトペーパーについては、こちらをクリックしてください。Whitepaper_Domo+Data+Security+and+Encryption+Draft.pdf
Workbenchはハッシュ変換も提供します。これは情報を文字、数字、特殊文字の固定長の組み合わせに圧縮します。特定のユーザーが暗号化された値を復号することができる暗号化とは異なり、ハッシュは元に戻せません。データソースに、ユーザーに表示したくない情報を含む列が含まれている場合は、この変換を使用します。
この記事では、暗号化とハッシュについて順に説明します。
暗号化変換を使用する
Workbench 5でDataSetのデータ列を暗号化するには、
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Workbenchで、左側のアイコンバーにある
をクリックします。
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ジョブリストで、暗号化する列を持つジョブをダブルクリックします。
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[変換] をクリックして、ペインのセクションを展開します。
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[変換を追加] メニューで、[データを暗号化変換] を選択します。
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ボタンをクリックします。
暗号化データ変換エディターが表示されます。 -
[暗号化された列] メニューで、暗号化する列のボックスにチェックを入れます。
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(オプション)選択した列のデータを難読化したい場合は、[値を難読化する] をオンにします。
難読化されたデータは、解読できる状態に再構成できません。 -
複合化の権限を持っている各ユーザーについて、次を行います。
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[ユーザーアクセス] リストでユーザーを探します。
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[無効] フィールドで省略記号(...)をクリックします。
[データパスワード] ダイアログが開きます。 -
[アクセスを有効にする] を「オン」に設定します。
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[パスワード] フィールドにパスワードを入力し、[確認] フィールドにもう一度入力します。
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[保存] をクリックします。
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ユーザーの管理が完了したら、[適用] をクリックします。
- ペインの上部にある
をクリックして、変換を保存します。
次回ジョブを実行するときには、選択したデータ列がDomoのDataSetで暗号化されます。
Workbench 5で暗号化したデータ列を復号化するには、
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暗号化された情報を使用してSumoカードエディターでDataSetを開きます。
詳細は、「Sumoカードについて」を参照してください。 -
画面左の
アイコンをクリックします。
このアイコンは前のセクションの説明に従い、ユーザーによるDataSetの復号を有効にしたときのみ表示されます。
パスワードを入力するためのダイアログが表示されます。 -
前のセクションの5-eの手順で入力したパスワードを入力します。
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[ロックを解除] をクリックします。
[編集] ビューで複合したカードを保存していても、カードをアクセスするたびにこの復号プロセスを行う必要があります。
ハッシュ変換を使用する
Workbench 5でDataSetのデータ列をハッシュするには、
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Workbenchで、左側のアイコンバーにある
をクリックします。
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ジョブリストで、ハッシュする列を持つジョブをダブルクリックします。
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[変換] をクリックして、ペインのセクションを展開します。
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[変換を追加] メニューで、[ハッシュ値変換] を選択します。
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ボタンをクリックします。
ハッシュ値変換エディターが表示されます。 -
[ハッシュされた列] メニューで、ハッシュする列のボックスにチェックを入れます。
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必要なハッシュアルゴリズムを選択します。
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完了したら、[適用] をクリックします。
- ペインの上部にある
をクリックして、変換を保存します。
次回ジョブを実行するときには、選択したデータ列がDomoのDataSetでハッシュ値に変換されます。